ハーブティ・アニスシードの成分と特徴・歴史

ハーブティー

ハーブティ・アニスシードの成分と特徴・歴史

 

ハーブティ・アニスシードの成分

芳香成分であるアネトールによるアニスのスパイシーな香り。その他にアニスケトン、リモネン、アニスアルコールなどを含んでいます。

アニスシードにはサポニンが含まれており、風邪や気管支炎などの時に痰を除いたり咳止めのため使われています。

女性ホルモンであるエストロゲンと似た作用を持つため、女性特有のトラブル解消のためにも使われています。

フェノール類 trans-アネトール
セスキテルペン炭化水素類 ヒマカレン
アルデヒド類 アニスアルデヒド

ハーブティ・アニスシードの効果・効能

アニスシードティーの主成分は4つです

成分名 効果・効能
アネトール 健胃作用、去痰(きょたん)作用、生理痛軽減、更年期障害の予防・改善
コリン 脂肪肝抑制、記憶力・集中力の低下抑制
エストラゴール 去痰(きょたん)作用、鎮痙(ちんけい)作用
クマリン 血流改善、抗菌作用
作用の補足説明は以下の通りです。

健胃作用…胃を丈夫にする
去痰作用…気管などに溜まった痰を除去し、咳が緩和される
脂肪肝の抑制…肝臓に脂肪がたまる事を押さえる。生活習慣病のリスクを減らす
鎮痙作用…痙攣(けいれん)をしずめる
アネトール
生理前のイライラや痛みを緩和してくれる
産後の精神不安定になるストレスを穏やかに改善してくれる
母乳がでやすくなる効果が期待される
女性ホルモンと同様の働きを持つ成分が含まれていることから、産後の身体のバランスをとる効果があるともいわれています。
アニスに含まれる芳香成分・アネトールは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きを持つため、更年期障害の予防や改善に効果的だといわれています。

コリン
コリンはビタミンではないのですが、ビタミンに似たような働きやビタミンを助ける働きがあります。
脂質代謝を促して体脂肪の分解をサポート。コレステロール値を減らす働きがある事から、脂肪肝の予防になります。

エストラゴール
筋肉の緊張を和らげる働きをしたり、抗アレルギー作用もあります。痰を除いてくれるため、喘息の予防に役立ちます。

クマリン
抗酸化物質のポリフェノール/フェノール酸系に分類される香り成分。
クマリンは血流改善のほか、むくみを改善する効果もあります。

不眠にも効果があるといわれており、鎮静剤として使用される場合もあります。
精油にはアネトールという成分が多く含まれており、これにはホルモン様作用があることからホルモン分泌の調整などにも用いられます。
胃腸の働きを促して消化を助けてくれます。食べ過ぎてしまったときに、アニシード(アニスの種子)のハーブティーを飲むと胃もたれ防止になります。
整腸作用や消化促進作用といった効能を持ち、種を食べると胃腸のガスの発生を抑えてくれます
駆風・去痰などの作用もあり、腸内に溜まったガスを体外に排出し、痰を除く手助けをしてくれます。風邪やぜんそくの咳を鎮めるのにも効果があります。
虫が苦手とする香り成分も含まれているので、ノミやシラミ、ダニなどの駆除にも用いられています。
リラクゼーション効果が挙げられます。アニスの良い香りは、精神的は疲労の回復に効果的なので、気分が落ち込んだり、やる気が出なかったりするときは、アニスのハーブティーやアニスオイルを利用するといいでしょう

ガス中和能力を持ちます。鼓腸、胃腸痙攣、胃腸炎に使用されます。
食欲をあげます。食欲不足や消化不良に効きます。
乳汁分泌増加剤として使われる。赤ちゃんの消化過程を助ける。
腸内寄生虫:線虫。口臭の治療に。
風邪、気管支炎、肺気腫、喘息。乏尿、膀胱炎。
皮膚真菌症:癜風、水虫、カンジダ症。シラミにも効く。
気管支炎を予防・改善する効果

ハーブティ・アニスシードの美味しい飲み方

ハーブティーはアニスシードを摂るのに最も簡単な方法です。アニスシードティーには口臭予防の効果が一番発揮します。

使用するハーブの量の目安はティーカップ1杯分のお湯にティースプーン山盛り1杯分くらいである。アニスシードをティーポットに中に入れて、沸騰直前の95℃くらいまでに温めたお湯を注ぐ。約5分蒸らすことで美味しく飲むことができる。アニスシードをポットに入れる前に軽く手でもんであげると、より甘い香りを楽しめます

シングルティーで飲んでも美味しいアニスシードティーは少し苦みもあるので、甘さが足りなく感じるときには、好みではちみつを加えることで、より美味しく楽しめる。ほかにも、牛乳を加えて、マイルドな味わいにすることもできる。ナッツ系のクッキーなどとの相性もいいです
ブレンドティーもおすすめ

ハーブティ・アニスシードの口コミ体験談

TVでアニス茶が身体に良いと紹介されてるのを観てすぐに検索し購入しました。香りが強くだいぶ癖のある味ですが、毎日続けて飲んでいます。そのせいかだいぶ慣れてきました。
小さじ1杯程度のアニスシード(粗くすりつぶす)に350mlの熱湯を注いで5分位蒸らせば出来上がり〜。冷ましてマイボトルに入れて1日かけて飲んでいます。
肝心の健康効果についてはイマイチまだ実感がありませんが続けていくことが大事ですよね。
アニスシードは実は間違って買ってしまった物だったのですが、チャイに入れることも出来るという事で試してみます。
香りが強く量も多いので重宝しそうです。
間違って買ったけれど満足しています。
母乳のためのハーブティをつくるために購入しました。
アニスのビスコッティを作りたくてもアニスってどこにあるの

カフェでアニスチャイを飲んでから、アニスが好きになって買いました。あの不思議な甘い香りがイイ!パウダーもありますが、なぜかシードの香りの方が好きな気がします。アニスチャイにしたり、紅茶に入れてアニスの香りを楽しんだりしています。お菓子作りの際にいれるのもいいかもしれません♪

ほのかに八角に似た香りがし、噛むと甘いです。
ハーブティーやお菓子作りに使わせていただきます。

胃腸に良いようなので毎日スープに入れて飲んでいます。
食品なので劇的な変化は無いけれど、この香りがいかにも効きそうなので

食品に含まれる有害なレクチンから、消化管を守る働きが有るスパイスだとの事なので、使った事のないスパイスですが、美味しく食べながら消化管を癒やす事も出来るなんて、ありがたい
ゴキブリが一番好きな匂いらしく、ホウ酸団子に使うとゴキブリが寄ってくるそうなので

蓋を開けら、甘い香りでうれしくなりました。
食べた香りは、ステラおばさんのクッキーの1種類と同じです。「ああ、これか~~」と思うはずです。

ハーブティ・アニスシードの注意点・副作用

女性ホルモンに影響を及ぼすことから、妊娠中・授乳中の女性の使用は注意が必要です。
アニスシードは女性ホルモンの作用が強いです。分娩促進の作用もあるため、妊娠中の女性はオススメできません。

母乳も溜まりやすくなるため、乳腺炎の場合は悪化するので治ってから飲むようにしましょう。その際お医者さんに相談はしたほうがいいです。

ホルモン系疾患者への悪影響が出る恐れがあるため控えたほうがいいでしょう。

クマリンを過剰摂取すると肝障害を起こす可能性があります。
(1日364g以上で肝障害になるそうなので、通常では飲まない量なので大丈夫です)

アネトール、アニスや他のエッセンシャルオイルに敏感な人は使用を避けてください。

胃炎、潰瘍、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、肝臓病、てんかん、パーキンソン病や他の神経疾患をもつ方にも使用をひかえてください。
呼吸器アレルギーや6歳以下の子供にアニスのオイルを吸収させないでください。
アルコール含有量をもつアニスを2歳以下の子供やアルコール中毒者に使用しないでください。

ハーブティ・アニスシードのおすすめブレンド

アニスシードティーは比較的さまざまなハーブとブレンドしやすいハーブティーです。

少し香りが強いハーブとブレンドすると、甘い香りで包み込むことでマイルドな味わいにしてくれるので、苦手意識のある人でも飲みやすくなります。

カモミールやレモンバーベナとリンデン、パッションフラワーとチェストツリー、ラズベリーと弟切草、フェンネルとセージとペパーミントなどがおすすめブレンドです。

 

 

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